設立のきっかけ

 それぞれが試行錯誤して地域活性化を図る中、大半が継続・持続性に不安を感じているのが現状であります。その理由として、「一部の人へ負担がのしかかり、体力がいつまで続くのか分からない。」「高齢化社会という現実の中で、後継者を思うように育成できない。」等が挙げられます。

 

 このような現状の中私たちは、「大勢が参加し、一人ひとりの負担が少ないこと。且つみんなが良いと言ってくれる内容であること。」が、真の活性化に繋がる事だと考えました。

 

 そこで考えたものが、「森蛍」(もりほたる)であります。これは、愛知県豊田市足助町で毎年行われている、「たんころりん」をヒントにさせていただきました。竹篭と和紙で作った行灯を、軒並みに並べて風情を楽しんでいただこうというものです。各住居で、毎年決まった時期に家の前に置いていただくだけなのですが、それをみんなが置いていただければ、それはすごいものになります。

 新盆から旧盆までの約一ヶ月間という期間を設ければ、「森蛍」を観に外部から大勢の人が集まってくるでしょう。その期間の中でそれぞれが便乗イベントを実施すれば、更に受けあうこと間違い無しと考えます。

 

 毎年8月15日に実施される「森町納涼花火大会」に併せれば、「森蛍」の中を浴衣と下駄で花火会場に向かう情景はとても風情があり、外出気分を更に盛り上げることでしょう。

 

 想像するだけでも、「森蛍」が継続的な地域活性化に繋がる要素は、莫大なものであると考えます。ゆくゆくは、森町の「夏の風物」として扱われることを目標とし、普及啓発に努めてまいります。

 

初代「森蛍の会」会長 松尾

(2007年06月25日)

編集 松下信義
挿入歌 森ほたる
作詞・作曲・歌/橋本薫
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